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コンセプトは「OPENNESS!」鳥取県に新しく誕生した『鳥取県立美術館』へ!

アクティブ 2025.07.25

2025年3月30日に倉吉市に新しくオープンした『鳥取県立美術館』。境港市からも車で約1時間という近さもあり、水木しげる記念館とあわせてミュージアム巡りをするのもおすすめです。「OPENNESS!」をコンセプトにした同館の魅力を紹介します!

鳥取県に待望の美術館がオープン!

境港市から車で約1時間と気軽なドライブ旅にピッタリな倉吉市の中心部に、今年3月30日に『鳥取県立美術館』がオープンしました。設計は世界的な建築家・槇文彦氏の事務所が担当。美術館コンセプトの「OPENNESS!」にふさわしく、開放感あるデザインが印象的です。また、展示内容としては鳥取県立博物館で50年以上にわたり収集された約1万点のコレクションを引き継いで展示しながら、さまざまな企画展を開催する予定なのだとか。

館長の尾﨑信一郎さんは「県立美術館では展覧会や作品の鑑賞のみならず、ひろまでのワークショップやさまざまなイベントを通して、いつでも美術館という自由な空間に触れていただくことができます。どうか御家族連れで美術をめぐる非日常をお楽しみください。」と話します。

大屋根が印象的な正面エントランス

館内に入ると、まず目に飛び込むのは吹き抜けの空間。〈ひろま〉とネーミングされた木の温もりが感じられる心地よいこのスペースは、ワークショップやイベントの会場にもなるそう。そして、2・3階が展示室になり、3階には広々とした展望テラスが。展望テラスからは建物横にある国史跡の大御堂廃寺跡歴史公園を一望でき、のんびり過ごすにもおすすめです。

(左)3階まで吹き抜けになった〈ひろま〉は開放的な空間。(右)無料エリアの展望テラスには現代美術作家の中ハシ克シゲの作品お出掛け犬》《抱きつき犬も展示。作者が目を閉じて触覚だけで作った彫刻は、やさしく触れて鑑賞できる
コレクションギャラリー3では、「アジアの染織01 岡村コレクションから」や、鳥取県を代表する彫刻家 辻 晉堂の作品を展示する「辻晉堂の世界02」を開催(7/27まで)

展示室以外でも作品が無料で鑑賞できる!

同館はコンセプトに「OPENNESS!」を掲げ、美術館の従来の機能だけでなく、人々が集う交流拠点を目指しています。そのため、企画展示室やコレクションギャラリーなどは観覧チケットが必要ですが、その他のエリアは自由に出入りすることができ、「散歩のついでに」「公園に遊びに来る感覚」で美術館を気軽に訪れてほしいとか。

(左上)無料エリアの〈ひろま〉。(左下)館内の至るところにちょっとした展示スペースが。(右上)休憩スペースも充実。(右下)〈ひろま〉横には淀川テクニックのとっとりプラホウドリを展示。鳥取の海で拾い集めたプラスチックごみなどを使用して制作した海ごみアートだ。自然とアートと触れ合える工夫がうれしい!

2階のコレクションギャラリーの前に、鬼太郎や目玉おやじ、河童の三平、悪魔くんなど水木しげる氏の直筆壁画を発見!晩年の水木しげる氏がリニューアル前の水木しげる記念館を訪れた際に描いた9点の壁画のうち、2点は新しくなった水木しげる記念館に、3点を同館で展示しているそうです。そして、鳥取県は「まんが王国とっとり」としても有名ですよね? そこで1階には鳥取県を代表する三大漫画家〜水木しげる・谷口ジロー・青山剛昌を紹介するコーナーも!これは必見です!

(左)鳥取県を代表する三大漫画家コーナーは1階ひろまに。(右)水木しげる氏の壁画作品は普段とはちょっと違うタッチに味わいを感じる!※壁画の展示点数・種類/まんが王国コーナーの設置場所は時期によって異なります。

カフェやミュージアムグッズも必ずチェック!

アートを楽しんだ後はミュージアムカフェ「GARDEN By Sevendays café」へ。鳥取県産大山小麦100%使用したホットサンドや、スパイスカレー、自家製ケーキがスタンバイ。

カフェでは目の前に広がる芝生を眺めながらのんびりと過ごそう

ミュージアムショップでは、こだわりのアイテムが勢揃いしています。所蔵するアンディ・ウォーホルの作品《ブリロ・ボックス》をモチーフにしたオリジナル商品をはじめ、県内の窯元とコラボした陶器やアートなグッズが満載。鳥取土産を買うならぜひ!

(左上)《ブリロ・ボックス》をかたどった缶がかわいい「《ブリロ・ボックス》キャンディー缶」1,200円、スペイン発祥のクッキーが入った「ブリロの箱 黄金のポルボローネ」648円など。(左下)県内の窯元による美術館オリジナルのマグカップ。左・浦富焼3,200円、右・福光焼3,200円。(右上)1本1本が鳥取ゆかりの色の名前になっているオリジナルクーピーなど、美術館オリジナル商品も見逃せない。(左下)ミュージアムショップは広々とした空間

子どもと一緒に楽しみたい催しがいっぱい!

同美術館の特徴の一つが、子どもにウェルカムなこと!1階にはキッズスペースがあり、授乳室やおむつ替えもできるファミリートイレも完備。また、子ども向けのワークショップやイベントも多彩に開催されており、子どもと一緒に訪れたくなる美術館です。「美術館に小さな子どもと行くのはちょっと…」とためらうママやパパたちも気軽に訪れたくなる美術館なんです。

(左)キッズスペース。(右)子どもと一緒に美術館を楽しむコツが紹介された「いっしょにみてみてガイド」

その他、下記のイベントやワークショップを開催。ぜひ参加してみましょう!

●「いっしょにみてみて水曜日」〈毎週水曜の午前9時〜正午まで/会場 コレクションギャラリー/要観覧券〉

未就学児〜小学生と保護者を対象にした優先day。育児中の保護者らに気兼ねなく子どもと一緒に美術を楽しんでもらおうという取り組み。会場では「いっしょにみてみてガイド」を配布し、子どもと一緒に美術を楽しむ際のコツなどを掲載。

●「ひらいてみるみるコレクション」〈毎月1回 土曜日の10:30〜、14:00〜/要観覧券〉

工作や身体を動かすワークショップの後、コレクション展を観覧。「美術館ってどんな場所?」など、美術館の扉を開いて新しい発見を!未就学児〜中学生が対象。

●「えっほん!はじまるよー」〈毎月1回 日曜日の10:00〜〉※時間は変更する場合があります。

未就学児〜小学生を対象にした絵本の読み聞かせ会を開催。

●「ミュージアムピクニック」〈不定期開催※HPを参照〉 小学生と保護者を対象に、美術館を楽しむワークショップを行った後にみんなで一緒にご飯を食べる企画。「おにぎりを持ってちょっとそこまでピクニック」という気軽な気持ちで美術館に行ってみよう!

7/19(土)からは「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展〜お化けたちはこうして生まれた〜」を開催!

これからの企画展で注目したいのは、7月19日(土)〜8月31日(日)に開催される「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展〜お化けたちはこうして生まれた〜」。生誕100周年を機に企画された本展は、水木しげる展の中では初めて、妖怪画が作られる具体的手法に注目した展覧会です。鳥山石燕『画図百鬼夜行』や柳田國男『妖怪談義』など、水木氏が所蔵し、参考にしていた妖怪関係資料を公開するとともに、水木しげる氏の妖怪画100点以上を展示。まさに夏にピッタリの内容ですね!

そして、この展覧会を見た後はぜひ境港へ!「水木しげる記念館」をはじめ、「水木しげるロード」など、妖怪の世界をさらに体感してみてください。

♯DATA
鳥取県立美術館
◎住所:鳥取県倉吉市駄経寺町2-3-12
◎電話番号:0858-24-5442

◎開館時間:9:00 ~ 17:00(入館は閉館の30分前まで) 
※夜間開館日は21:00まで
(夜間開館日:2025年7月19日(土)、20日(日)、8月2日(土)、8月9日(土)、10日(日)、30日(土)、31日(日))
◎休館日:月曜日、年末年始(12月29日~翌年1月3日)ほか
※月曜日が祝日の場合は翌平日を休館日とします。
※休館日は変更となる場合があります。

◎料金:美術館建物への入館料は不要です。
・企画展:展覧会ごとに観覧料が異なります。詳しくは各展覧会のページをご覧ください。
・コレクション展:
一般       400円(団体320円)
学生・70歳以上 200円
高校生以下 無料
※障がいのある方・難病患者の方・要介護者等及びその介護者は無料
(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・障害福祉サービス受給者等を提示ください)

【企画展 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~】
◎観覧料
(団体・前売)
一般   1500円(1200円)
学生   950円(750円)
高校生  500円(400円)
小中学生 300円(240円)
*( )内は前売料金・20名以上の団体料金
※企画展チケットで当日コレクション展もあわせてご覧いただけます

◎割引の適用
・未就学児、障がいのある方・難病患者の方・要介護者等及びその介護者は無料
(お手帳等証明できるものをご提示ください)
・高校生以上の学生の方は学生証をご提示ください。
・8月8日(金)は妖怪の日!前売料金でご覧いただけます
※他の割引との併用はできません


https://tottori-moa.jp

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