お寿司は日本人のソウルフード！とあるアンケートによると、好きな寿司ネタランキングの総合1位は「サーモン／炙りサーモン」※という結果が出ているほど。絶大な支持を集めるサーモンは私も大大大好きなのですが、普段お店で見るサーモンって、ノルウェー産とかチリ産とか輸入が中心のような気が？

そこで気になる日本のサーモン事情をチェックしたところ、ありました、ありました、境港にありました。今や大注目の「境港サーモン」が！ギョギョっと驚くほどおいしい究極のサーモンのヒミツや、おいしい食べ方などなどを境港で探ってきました。

国内養殖サーモンのトップシェアを誇る「境港サーモン」。おいしさのヒミツは、自然・設備・人の手！

取材に訪れたのは、境港市沖の美保湾で「境港サーモン」を養殖する、日本水産グループの「弓ヶ浜水産」さんです。

お話をうかがった養殖部の鈴木龍生さんによると、「『境港サーモン』は銀鮭です。銀鮭の身は柔らかく生食には向かないとされてきましたが、『境港サーモン』は生でも臭みが少なく、歯ごたえがあっておいしいと評判です」とのこと。

常識を覆したその秘密をたずねると「いけすの近くに加工工場があるので鮮度がいいこと。また、水揚げ後すぐに1尾ずつ手作業で脱血させる“活〆（かつじめ）”という処理を施すことで生臭さをなくし、鮮度を長持ちさせています」だそうです。

さらに秘密は他にもありました！稚魚は名水で有名な大山の伏流水で育てられ、その後、美保湾にある広々としたいけすに移され、そこには水中カメラや溶存酸素・水温センサーなどが設置され、遠隔で管理されています。大切に丁寧に育てられているからこそ、このおいしさなのですね。

日本水産グループでは、かつて宮城県女川町で銀鮭を養殖していました。しかし、２０１１年の東日本大震災で被災。養殖場を再建するべく代替地を探している中、鳥取県から招へいを受けて今に至ります。

そんな経緯があり、鈴木さんは「世界と比べると国産サーモンの生産量はまだまだこれからですが、おいしさで認められ、世界から指名買いされるようになりたい。そうなることで、私たちを受け入れてくださった境港の発展に貢献していける」と話します。地元への愛もしっかり育まれていました。

境港サーモンの生産サイクルなど詳しくはこちら（外部サイト）
境港サーモンの稚魚から加工までの流れはこちら（外部サイト）

「境港サーモン」の水揚げ期間は約２ヶ月！境港市内をはじめ、全国各地に出回ります

「水揚げは毎年３月下旬から５月下旬です。境港はもちろん、全国に出荷されます。
ブランド鮭なので、飲食店のお品書きなどには『境港サーモン』と明記されていると思います」と、鈴木さん。

おうちでも食べたいんですけど、どこに行けば買えますか？とたずねると「全国の大手スーパーでご購入いただけます。その際はパックに鬼太郎のシールが貼られますので、それを目印にしてください」。

境港といえば「ゲゲゲの鬼太郎」！わかりやすい！
「水揚げ時期を逃した」「近くに売ってなかった」という方は後半の記事にもご注目を！

「境港サーモン」育ての親もおすすめする、おうちでのおいしい食べ方

筆者の地元・大阪に戻り、スーパーの鮮魚コーナーで鬼太郎シールを発見！ありました、「境港サーモン」！養殖場で聞いた「お刺身もいいけど、焼いて食べてもおいしい！」の声に導かれるように、今回は焼き用を購入。

生鮭だったので塩胡椒してからオーブンで15分ほど焼いてみました。バターを足さなくても鮭の身自体に脂がのっています。食べてみると臭みもなく、脂のおかげでパサつかず、しっとりとした食感。身もほぐれやすくて最高においしい！ごはんに、お酒に、ピッタリです。

通販なら水揚げ時期を気にせず入手OK！手軽に「境港サーモン」が味わえます

水揚げ時期を逃したという方もご安心を。「境港サーモン」が味わえる通販サイトがあります。まずは「冷凍の境港サーモン」を購入し、お料理に挑戦！

バター香るサーモンのクリームパスタ

フライパンにバターとオリーブオイルを熱し、サーモンをしっかり焼いてから、生クリーム・牛乳・塩胡椒で味付けをしてソースを作成。そこに、ゆでたアスパラとパスタを絡めてできあがり。

サーモンをバターでしっかり焼くことで香ばしさが生まれ、
生クリームの濃厚さとあいまって素材のおいしさが引き立っていました！

サーモンのマヨネーズ＆チーズ焼き

耐熱容器にサーモンを入れて塩胡椒を振り、きのこ類とパプリカを添えます。その上に、マヨネーズととろけるチーズをのせてトースターで焼けばできあがり。

サーモン×マヨネーズ×チーズという間違いない組み合わせ！
お手軽かつミラクルなおいしさです！

「手っ取り早く、おいしいものが食べたい」という方にはこちらもおすすめ

境港サーモンのクリームコロッケ

「境港サーモン」の骨付き中落ち身をやわらかく加工したクリームコロッケは、カルシウムたっぷり。おうちで揚げたてをどうぞ。

ご購入はさんれい製造ホームページから

境港の養殖場で手間暇かけて育てられている「境港サーモン」。
産地を訪ねたことでサーモン好きにますます磨きがかかりました！
水揚げ時期を大いに楽しみつつ、通販でお取り寄せもして、年中サーモン色に染まりたいと思います。

※出典：LINEリサーチ　https://research-platform.line.me/archives/35390019.html

（text by　サーモン愛子）

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