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水揚げ量日本一の境港だからこそおいしいベニズワイガニって?

2022.11.17

境港市にある境漁港で水揚げされるベニズワイガニ。その水揚げ量は年間8000トンと全国の約6割を占め、日本一の水揚げ量を誇ります。境港では7、8月を除く10カ月間はいつでも獲れたてが食べられますが、海水の水温が下がる冬場はさらに風味が増し、まさに今が食べごろなのだとか。ベニズワイガニは水深800〜2,700mというミネラル豊富な深海に生息しているため、身はみずみずしく、強い甘みが特長です。しかも、松葉ガニと比べて安価で味わうことができるのもうれしいところ。鳥取の冬の味覚を代表する松葉ガニが「カニの王様」なら、長期間食べられてお値段もお手頃なベニズワイガニは、まさに「カニの女王」ともいうべき存在。地元では親しみを込めて“ベニガニ”と呼ばれています。

2022年の夏に新設された「境港おかさなパーク」にも大きな看板でPR
ベニズワイガニは写真のようなカニかごを使って漁が行われる
(境港市産地協議会発行「境港ベニガニ有志の会推薦 境港のカンタン時短ベニズワイガニレシピ」より)
(境港市産地協議会発行「境港ベニガニ有志の会推薦 境港のカンタン時短ベニズワイガニレシピ」より)

ベニズワイガニの魅力を伝えたい!「境港ベニガニ有志の会」を結成

味良し、コスパ良しのベニズワイガニですが、難点は身に水分が多いことから鮮度の劣化が早いこと。時間が経つと殻が黒く変色することもあり、生で流通しにくいため、9割が加工品に利用されています。つまり、獲れたての新鮮なベニズワイガニを食べたければ、水揚げ港のある産地を訪れるしかありません。しかも、ベニズワイガニと松葉ガニの両方が同時に味わえるところは全国的にもあまりなく、その点でもカニを食べに境港を訪れる価値は十分なんです。
実は少し前までは地元でもベニズワイガニは松葉ガニ人気に押されて、やや影が薄い存在だったとか。そこで、2005年にベニズワイガニの普及と付加価値向上を目的に、生産者や仲買、行政、観光関係者などがタッグを組み、「境港ベニガニ有志の会」を結成。ベニズワイガニの魅力をPRする活動に尽力することで、今では地元が誇る食材としてすっかり定着しています。「境港水産物直売センター」「大漁市場なかうら」「境港さかなセンター」をはじめ、市内のスーパーなどでも手軽に購入でき、ベニズワイガニ料理を提供するお店も増えてきました。

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