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今がまさに食べ頃!カニの女王「ベニズワイガニ」を境港で味わい尽くす!

グルメ 2022.11.17

境港の名物といえば、カニ。松葉ガニ(ズワイガニの雄)はもちろん有名ですが、水揚げ量日本一を誇る「ベニズワイガニ」こそカニのまち・境港の真骨頂というべき食材。絹糸のような繊細な食感とみずみずしく濃厚な身の甘さが特徴で、そのおいしさはズワイガニ以上とも。しかし、鮮度落ちが早いため、フレッシュな状態で食べられるのは地元・境港ならではの醍醐味です。そこで、ベニズワイガニの魅力をご紹介するとともに、そのおいしさを知り尽くしたお店『味処 美佐』で提供するベニズワイガニフルコース料理を堪能してきました!

「味処 美佐」で新鮮なベニズワイガニのフルコース料理を食らう!

今回訪れた『味処 美佐』の店主・濱野政和さんは「境港ベニガニ有志の会」の会長でもあり、ベニズワイガニを知り尽くすプロ中のプロ。その味を求めて全国各地からファンが訪れる人気店です。

『味処 美佐』はJR境港駅から徒歩約8分。1961年に創業し、カニ料理や天然本マグロをはじめ、地元の新鮮な魚介を使った料理に定評がある
店内は風情ある大小7つの部屋(座敷)と靴のまま利用できる2つのボックス席がある

同店では生ベニズワイガニを月300枚以上仕入れ、コース料理にして提供しています。早速、前菜や魚のお刺身などが並ぶテーブルに座ると、スタッフさんが鮮やかな紅色のベニズワイガニとともに参上し、その姿をお披露目! 聞けば、火を通す前からベニズワイガニは艶(つや)やかな紅色で、まさに“カニの女王”らしい優美な姿が印象的です。

まずはスタッフさんが生ベニズワイガニを披露してくれます
ベニズワイガニは熱を加える前からこの鮮やかな紅色!
旬のお刺身や甲羅に入ったベニズワイガニのカニ味噌入り茶碗蒸しなどがコースにはセット

一旦、カニは調理場へ下げられ、さばかれた状態で再び登場。まずは甲羅に入ったカニ味噌(みそ)を炭火の焼き台へ。香ばしい香りともに味噌がグツグツし、ペースト状になれば食べ頃で、旨みとコクが口いっぱいに広がります。しかも、カニ味噌独特のエグミが全くなく、この上品さもベニズワイガニならでは。

炭火の焼き台の上でカニ味噌を焼くと、味噌のいい香りがふわりと広がる。カニ味噌は10分ほど炭火にのせてペースト状になれば完成!カニ味噌ディップはそのままはもちろん、カニ身に絡めて召し上がれ!
さばき立ての身は半透明。これが新鮮さの証拠!焼いたり、しゃぶしゃぶにして味わおう

そして次は鍋にカニ味噌を加えた出汁でしゃぶしゃぶに(ただし、気温が高い時期はカニのしゃぶしゃぶはできません)。ふわりと花が咲いたカニ身を頬張ると、松葉ガニより甘みが深く、しっとりとジューシーです。

カニ身をしゃぶしゃぶすると、パッと花が咲く。ただし、気温が高い時期はカニのしゃぶしゃぶはできません
しゃぶしゃぶしたカニ身をカニ味噌に絡めて。なんとも贅沢(ぜいたく)な食べ方!

さらに脚身を焼き台で焼き、ぷっくりと膨らんできたところにカニ味噌を絡めて味わうというのがこの店おすすめの食べ方。カニ味噌のとろけるような風味が加味され、旨みが口中で弾けるよう!この食べ方を考えた人は、もはや天才。

焼き台で焼いた脚身もカニ味噌ディップを絡めて。身がみずみずしいので、上品な旨みが楽しめる

濱野さんいわく、「身のボリュームは松葉ガニより劣るものの、ダイレクトにカニの甘み、旨みを味わうならベニガニがおすすめ。食感もみずみずしく絹糸のようでしょう。ベニガニ漁は日本海の沖合で1週間ほどかけて行われますが、そのうち9割が加工用(B級品)になります。そして、残りの1割のみが身入りのよいA級品として姿売り用になり、地元飲食店や鮮魚販売施設で売られるんです。それゆえ“希少なカニ”といわれているんですよ。ベニガニは磨けば光る素材なので、鮮度の保ち方はもちろん、調理方法もいろいろ考えながら提供しているんですよ」。

ベニズワイガニの旨みが溶け出した鍋も絶品!

最後は雑炊が供され、米粒一つ一つまでベニズワイガニの旨みが染みて、今まで食べた雑炊を凌駕(りょうが)するおいしさでした。
同店ではベニズワイガニコース(1枚6,050円〜)をはじめ、11月7日〜3月末までは活松葉ガニコース(1枚12,650円〜)も味わえます。

最後はカニの旨みとカニ味噌がたっぷり含まれたお出汁を使って雑炊に。調理場で残ったカニ身もほぐして入れた状態で熱々を持ってきてくれる
ベニズワイガニの旨みたっぷりの雑炊はお代わり必至!

◉味処 美佐
https://www.sakaiminato-misa.server-shared.com

カニを食べるなら、やっぱり境港へ!

境港では11月になれば松葉ガニも解禁になり、街はカニ一色に。漁港には新たに「境港おかさなパーク」(鳥取県営境港水産物地方卸売市場2号上屋/境港市昭和町)がオープンし、2階通路からは毎日午前5時から1階で行われる魚の競りを見学することもできます。
獲れたてのカニの鮮度を落とさず、カニ本来の旨み、甘みが味わえるのは、地元に来てこそ!この冬は境港を訪れたなら、場内にズラリと並んだベニズワイガニや松葉ガニを見た後は、カニを味わいに街に繰り出しましょう!

2階通路から1階の競りの様子を見学できる
2階には海を見ながら休憩できるテラス席もあり

「おさかなパークがオープン」記事はコチラ

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