1、ズワイガニの雄(松葉ガニ)と雌(親ガニ)は大きさが2倍も違う

(解説) ズワイガニは脱皮をして成長します。「第○齢期」と脱皮回数を基準に成長を数えています。 さて、雌のズワイガニ(親ガニ)とは6〜7年かけて10回の脱皮を繰返し第11齢期に至ったカニで、甲羅の幅が約7.5センチ位まで成長したものです。親ガニはこれ以上脱皮はせず、その後はずっと卵を産み育てて過ごします。 一方、雄のズワイガニ(松葉ガニ)は第10齢期から第11齢期の間で大きく成長し、雌の倍ちかい大きさになります。そして雄のなかには更に脱皮をしていくものもいます。
(補足鳥ビア) ふ化したばかりのときは、大きさはわずか3ミリ程度のプランクトンです。約3ヶ月から5ヶ月の間は浮遊しながら生活し、その間脱皮の度に姿を変えていきます。そして4度目の脱皮で浮遊生活を終え、稚ガニとなり最初のうちは半年間隔、成長すると1年間隔で脱皮を行い、7〜8年かけて10回の脱皮を経て成体となります。
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2、ズワイガニの脚は脱皮すると再生する

(解説) 脚を事故などで損傷しても、脱皮の際に再生します。もちろん最終脱皮を迎えた後は再生しません。 雄のズワイガニは第10齢期以降も脱皮するものがいることは、第1鳥ビアで紹介したとおりですが、雄は第13齢期程度まで脱皮をするものがいます。最終脱皮を迎えると爪が大きくなり、それ以降は脱皮しません。脱皮をせずに年数を重ねていくと、だんだん殻が固くなってきます。
(補足鳥ビア) 通常松葉ガニとして売られているズワイガニは最終脱皮して1年以上経過した殻が堅くなっているカニです。一方、脱皮後の殻がまだ堅くなっていないズワイガニの雄のことを若松葉(水ガニ)と呼んでいます。若松葉は身が少ないなどの理由から、市価は松葉ガニに比べて非常に安く売られています。 なお、ズワイガニは肉食のため、脱皮した殻を食べたり、脱皮後の若松葉同士で共食いしたりすることもあります。折角脚が再生しても、すぐに食べられてしまうズワイガニもいることでしょう。
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3、ズワイガニの雌は一回交尾をすると精子を体内に溜め込み何年も産卵することができる

(解説) ズワイガニの雌(親ガニ)には精子嚢(のう)と呼ばれる、精子を蓄えておく袋があり、1回の交尾で雄から得た精子を小出しに使いながら産卵することができるようになっています。 親ガニは産卵した卵を腹に抱えて過ごし、そして約1年半経過して卵が孵ってプランクトンとして離れていく(放卵)という生活を繰り返すことになります。
(補足鳥ビア) 親ガニが一回に産卵する数は7万〜10万と言われており、生涯に5回程度の産卵をすることから、1回の交尾の結果が!? もちろん自然界での生体はまだ十分に判っておらず、再度雄と交尾することもあると思われます。
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おことわり 今回は、2003年の流行語大賞の候補にもなった言葉と、鳥取県がズワイガニの本場であることを掛けて「鳥ビア」としてご紹介しました。 境漁港には鳥取県田後漁協所属の11隻をはじめとする漁船がズワイガニを水揚げしており、境港は県内一のズワイガニの水揚げがあります。 |
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