水産王国_境漁港
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◎境港市における紅ズワイガニ加工のあゆみ
 
全国8割を占めるまでになった紅ズワイガニ加工についてご紹介します。

【境港市における紅ズワイガニ加工のあゆみ】

 紅ズワイガニ漁は1970年以降本格化してきますが、当時はスルメイカの水揚量が3万トンを超え、日本海で獲られたイカが境港に次々と水揚げされ、船が水揚げするために順番待ちをするといった時代でした。
 しかしその後スルメイカの水揚げが減少する中、紅ズワイガニの水揚げが増え、3万トンを超えるようになりました。
 紅ズワイガニは棒身や精肉といった部位毎に製品にされるほか、コロッケやグラタン等の食品に加工されていますが、それらの加工の約8割のシェアを境港が占めるまでなりました。
 また殻をキチンやキトサンとして活用する技術が開発され、健康食品をはじめ化学・医薬品等の原料に使われており、紅ズワイガニは無駄なく活用される貴重な資源となっています。
 背後地に加工産業が発達したことにより、境港への水揚げも増加するという相乗効果が続き、大きな産業へと発達しました。
 しかし、1999年の新日韓漁業協定の発効により、これまで日本の排他的経済水域だった優良な漁場が近年日韓暫定水域に含まれることとなった等の影響もあり、日本の漁船による水揚げ量は大きく減少しました。
【紅ズワイガニ関連年表】
西暦 主な内容 紅ガニ
水揚量
1970年 かにかご漁(紅ズワイガニ)の試験操業を開始 1,627トン
1973年 紅ズワイガニ漁の本格操業開始 12,892トン
1981年 紅ズワイガニ漁が増加し、漁獲量でスルメイカを追い越す 17,743トン
1982年 県営境港水産物地方卸売市場が昭和町に移転 21,111トン
1984年 境漁港の水揚量が40万トン突破、全国4位で日本海側随一の水産基地 31,754トン
1985年 全国紅ズワイガニ総水揚量の約8割が境港に水揚げされるようになる 31,459トン
1989年 紅ズワイガニ漁が知事許可制から大臣承認制に変更
漁具数や編目の大きさ、漁獲量・漁期等の規制が統一される
15,858トン
1999年 新日韓漁業協定が発効、日韓暫定水域が制定される 13,730トン
2002年 日本の排他的経済水域でのカニ篭押収量が年間で1754個と最悪を記録 8,956トン
2003年 境港水産振興協会、境港市観光協会などが『カニの水揚げ日本一PR実行委員会』を組織 8,361トン
出典:境港市四十五周年史、境港の水産ほか

 
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