多くの人々は、スイスと言えば「山」を思い浮かべるのではないでしょうか?この展覧会では、スイスの最も典型的なモティーフである「山=アルプス」を取り上げ、18世紀末から今日までの代表的なスイス美術を展観します。 まず18世紀後半の啓蒙主義の時代、自然科学者たちと並んで、カスパー・ヴォルフをはじめとする画家たちが山に対する関心を持ち始めました。19世紀に入るとスイスは現在のような連邦国家になり、雄々しいアルプスは国のシンボルとなります。世紀末から20世紀初頭に至り、象徴主義(セガンティーニ、ホドラー)や表現主義(キルヒナー)、あるいは抽象絵画の分野(クレー)においても山は自立したモティーフとして描かれ続けました。しかしやがて、そのような定着したイメージは20世紀のポップアート以降問いに付されることになります。とりわけ現代の作家たちは、写真やオブジェ、デジタル・アートなどさまざまなメディアを用いて、現代のツーリズムやマス・メディアの影響を無視できないアルプスのイメージに対して批判的に取り組むなど、さまざまな反応を見せています。 本展は、日本においてスイスの現代文化を紹介する「0406スイス・コンテンポラリー・アート・イン・ジャパン」の一環として、スイス・プロ・ヘルヴェティア文化財団とアールガウ州の協力により開催されます。雄大な山の風景をどうぞお楽しみください。 |
会期:2006年1月2日(月)〜2月24日(金) 休館日:月曜日 ※ただし、1月2日(月)、9日(月・祝)は開館し、1月10日(火)は休館 開館時間:午前10時〜午後6時30分(展示室への入場は午後6時まで) 観覧料:一般 企画展1,000円、企画・コレクション展セット1,150円 他 |
■記念講演会 演題:「スイスの山の美しさ」 講師:池内 紀(ドイツ文学者・エッセイスト) 日時:2006年1月29日(日)14:00〜(約2時間) 会場:美術館ホール(聴講無料:190席)
■ギャラリートーク ○担当学芸員による作品解説 ※時間は各日14:00〜 1月8日(日)、14日(土)、22日(日)、28日(土) 2月5日(日)、11日(土)、19日(日) |
問合せ:島根県立美術館 (TEL)0852−55−4700 |
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